小1プロブレムとはどんな問題?原因や家庭でできる対策は?

「小1プロブレム」という言葉をご存知でしょうか。1998年ごろに提起された問題ですが、未だに多くの子どもたちを悩ませています。

長引くと学力低下や性格の歪みにつながってしまうこともあるので、防ぐ方法が知りたいですよね。

そこで今回は、小1プロブレムとは何かや、自宅でできる予防方法についてご説明します。

小1プロブレムって何?

小1 男の子

小1プロブレムとは、

● 集団行動がとれない
● 授業中に座っていられない
● 話を聞けない

など、学校生活に馴染めない状態が続くことを指します。

2009年と少し古い調査ですが、都内の約1/4の公立小学校で起きているという報告も(※1)。

小1プロブレムが起こるのは入学したての4月が特に多く、その半分以上が学年末まで続いています。

小1プロブレムの原因は?

女の子 うつむき 悲しい

では小1プロブレムはなぜ起きてしまうのでしょうか。以下に原因をまとめました。

環境の変化に対する戸惑いやストレス

保育園や幼稚園では遊びがメインですが、小学校に入学すると学びへシフトすることになります。

45分間座って授業を受け、時間割どおりのスケジュールで動かなければいけません。次に何をするのか自分で考えるシーンも増えてきます。

このような突然の環境の変化に、子どもたちは戸惑ったり、ストレスを感じたりしてしまうことも原因の1つです。

小学校生活で必要な習慣が身についていない

自宅での生活リズムが崩れていたり、基本的な生活習慣やルールが十分に身についていないことも一因になります。

鉛筆や箸の持ち方、和式トイレの使い方などが分かっていないと、ただでさえ新しく覚えることが多い子どもたちの負担になりますよね。

また、善悪の判断や、人を思いやる気持ち、自制の仕方を教えておかないと、周りのことを考えられないようになってしまいます。

集団生活の経験不足

小学校では集団生活と集団行動が求められ、自律的な行動をすることが必要になります。

しかし、核家族化や少子化が進み、ゲーム機やスマートフォンの普及で、現代の子どもたちは人とかかわる機会が減っています。

集団で行動することに慣れていないと、自由に動けないことに怒りやストレス、他の人と同じことを同じペースですることに難しさを感じてしまいます。

自宅でできる小1プロブレム予防対策!

実は小1プロブレムは自宅でも簡単に対策することができます。ぜひ参考にして子どもと一緒に取り組んでくださいね。

小学校に近い体験をさせる

小学1年生 時間割

小学校に近い基本的な生活習慣やルールを知っておくと安心ですよね。まずは家庭で「時間割」を作ってみて、規則正しい生活リズムを身につけさせることからはじめるのがおすすめです。

□一人で着替えをさせて、脱いだものをたたませる
□荷物をきれいに整理させる
□他人の持ち物との区別をつけさせる
□時間を意識した生活をさせる
□家庭内でルールを作り、自制心を育てる
□本をたくさん読み聞かせて、文字に触れる機会を増やす
□子どもが興味・関心をもったものに親子でじっくりと取り組める時間を持ち、学ぶことの楽しさを体験させる

人とかかわる力をつける

小学生 女の子 祖母 おばあちゃん

人とかかわることで、迷惑をかけない、危険なことはしない、といった社会の決まりを守って生活することの大切さを学べます。環境の変化にも慣れやすくなるので、ストレスを感じにくくなりますよ。

買い物中にお店の人と交流したり、同居していない祖父母や親戚の人と会話したりするだけでも子どもにとっては大きな経験になります。

「こんにちは」「ありがとう」だけでもいいので、積極的に家族以外の人とも話せるようにするといいですね。

□人前で自分の名前、年齢などを言う練習をさせる
□困ったときに子どもから周りの人に聞けるようにさせる
□決まりを破ったときやいけないことをしたときは悪い理由をわかりやすく説明し、他者がどう感じるかについても考えるようにさせる
□家庭で手伝いなどの役割をもたせて、協力する大切さを教える

小学校生活に向けて子どもと一緒に取り組もう

小1プロブレム対策は家庭でもできることが多いです。子どもと一緒に取り組んで、少しずつできることを増やしていきましょう。

楽しい小学校生活が送れるように、できることからはじめていってくださいね。

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