虫歯の予防のためにも、食後の歯磨きを習慣づけたいもの。しかし、歯磨きを嫌がる子どもに困っているパパやママは多いのではないでしょうか。
そこで今回は、歯磨きを嫌がる子どもへの対処法を年齢別にご紹介します。
1歳児が歯磨きを嫌がるときの対処法は?

1歳前後の時期は歯磨きに慣れることが大切なので、以下のポイントを参考に取り組んでみてくださいね。
歯磨きは楽しいものだと感じさせる
歯磨きは楽しいものだと感じてもらえるように、笑顔で話をしたり歌を歌ったりしながら、歯を磨いてあげましょう。
パパやママが楽しそうに歯磨きをしている姿を見せるのもいいですね。
歯磨き後はたくさん褒める
歯磨きが終わったら、その都度たくさん褒めてあげましょう。
特に最初のうちは、口を開けられたら「すごいね」、1本だけでも磨けたら「がんばったね」といったように一つひとつのステップを褒めてあげてください。
やさしく磨いてあげる
磨くときに少しでも力が入ると、歯茎が痛くなって歯磨き嫌いの原因になることもあります。
歯ブラシのハンドル部分をふわっと持つようにして、軽い力で磨くことを意識してください。歯ブラシの毛先が広がらない程度を目安にするとよいでしょう。
また、唇の裏側と歯ぐきの間にあるスジ(上唇小帯)に歯ブラシがあたると痛いので、それがきっかけで歯磨き嫌いになってしまうこともあります。
上唇に指を添えてやさしく持ち上げ、歯以外の部分に歯ブラシがあたらないようにしながら磨きましょう。
2歳児が歯磨きを嫌がるときの対処法は?

イヤイヤ期の2歳児は、歯磨きだけでなく、いろいろなことを嫌がります。しかし、ちょっとしたきっかけを作ってあげると、歯磨きを楽しんでくれるかもしれませんよ。
歯磨きの動画を見せてあげる
歯磨きの動画を見せて一緒に磨いてみましょう。ここでは、歯磨きが楽しくなる動画をご紹介します。
● シャカシャカ歯みがき
● はみがきのうた(東京ハイジ)
● 歯みがき応援ソング「ハミガキしましょ」
子どもが選んだ歯ブラシで磨く
2歳頃になるとキャラクターに興味を持つようになります。お気に入りのキャラクターが描かれている歯ブラシを使うと、喜んで歯磨きをするかもしれませんよ。
「△△(キャラクター名)の歯ブラシが歯磨きしたいって」と、声がけするのもいいですね。
3歳児が歯磨きを嫌がるときの対処法は?

3歳になるとますます自己主張が強くなる一方ですが、理由をしっかり説明してあげると納得できるようにもなります。
大切さを教えながら、子どもが興味を持つ方法で、歯磨きを促していきましょう。
歯磨きごっこをしながら磨く
子どもだけではなく、パパやママも一緒に歯磨きをしてみましょう。楽しそうに歯磨きをしていると、子どもも一緒にしたいと思いやすいですよ。
「歯を磨いてくれないかなぁ」とお願いして子どもに磨いてもらい、交代して子どもの歯を磨く「歯磨きごっこ」も楽しく歯を磨く方法です。
お気に入りの人形やぬいぐるみに、「寝る前は歯磨きをさせてあげようね」と歯磨きごっこをするのもおすすめですよ。
絵本で歯磨きの大切さを教える
「どうして歯磨きをしないといけないの?」と、疑問を持っていると歯磨きを嫌がるかもしれません。普段の生活の中で、「歯磨きしないと虫歯になるよ」「ばい菌さんは怖いよ」と教えてあげましょう。
歯磨きに関する絵本を読んであげると、自然と歯磨きの大切さを理解するようになりますよ。歯磨きに関する絵本はたくさん出版されているので、本屋さんで子どもと一緒に選んでもいいですね。
子どもが歯磨きを嫌がっても根気強く続けよう
歯磨きは子どもの虫歯を予防するためにも大切です。パパやママは歯磨きをしてあげている間は笑顔を心がけ、子どもが楽しみながら歯磨きできるように工夫してあげられるとよいですね。
現在、「歯」に関するアンケートを行っています。ぜひあなたのご意見をお聞かせください。