「入学が近いけど、勉強や生活習慣についての準備をほとんどしていない…大丈夫かな?」と不安な方も多いのではないでしょうか。
今回は、入学前の学習はどこまでしておくべきなのか、学校生活で困らないために最低限必要な入学準備と合わせてご紹介します。
入学前にひらがなや計算はできないとダメ?
幼稚園や保育園によっては先取り学習をしているところもありますが、場所によって力の入れ方が違いますよね。
「勉強はあまりやってないけどいいの?」と思う親御さんも少なくないようですが、入学前の学習はあまり焦らなくてOK。
ただ、学校生活に関わる最低限のことはやっておくと、子どもも安心ですよ。次から、詳しく紹介していきます。
学習面で最低限できると安心な3つのこと
入学前に、以下の3つだけでも見直しておきましょう。
① 自分の名前を読める
小学校は下駄箱や座席、ロッカーなど、自分の場所が名前で示されています。
ひらがなをすべて書けたり読めたりしなくてもOKですが、最低限自分の名前が読めると良いでしょう。座る場所や置き場所が分かり、迷わず行動に移しやすくなります。
配られたものに名前を書く場面もあるので、できれば書けるようにまでなっていると子どもも安心できますよ。
② 40まで数えられる
名前と同じく、出席番号も小学校では多く使われます。そのため40くらいまでの数については読めると安心です。
できれば10までの数については、書ける状態も目指しましょう。
算数では最初10までの数について学習していきます。少しでも数字に触れておくと自信をもって算数のスタートダッシュを切れますよ!
③ 鉛筆を正しく持てる
ひらがなを「書く」練習よりも先に、鉛筆の正しい持ち方を確認しておきましょう。全ての学習の基本となるので、入学までに正しく持てるようになっておくと◎。
正しく持てたら、線を書いてみるなど運筆練習から始めていくといいですよ。正しい持ち方・運筆を確認せずに、ひらがな練習から始めてしまうと、きれいに線が書けずに字を書くことが嫌になってしまったという声も…。
生活習慣でできておくといい4つのこと
学校生活を安心して送るためには、勉強以外のことも大切。
完ぺきにできなくてOKなので、以下のことを普段の生活の中で少しだけ意識しておくといいですよ。
④ あいさつや返事ができる
「こんにちは」「ありがとう」「ごめんなさい」など、基本的なあいさつは集団生活でのコミュニケーションを円滑にすることにも繋がります。大人相手にもできれば尚◎です。
小学校では困っていることを自分から大人に伝えることも大切です。特に「はい/いいえ」は、自分の気持ちを伝える第一歩なので、できるようになっておくと良いですね。
⑤ 着替えが1人でできる
小学校では、授業と授業の間の短い時間に、自分の席で着替えることになります。体育や水泳などの授業に備えて、1人で着替えができるようになっていると安心です。
休みの日などを利用して、手際よく着替える練習や着替えた服をたたむ練習をしておくのもおすすめです。
⑥ トイレに1人で行ける
トイレに先生が付き添うことはほぼないので、1人でできるよう以下をチェックしておきましょう。
● トイレが正しく使えるか
● 1人でできるか
● しっかりうんちがふけるか
小学校のトイレはまだ和式のところも少なくありません。和式を使ったことがない場合は練習しておくと安心です。
⑦ イスに座っていられる
低学年の授業時間は45分なので、授業によってはこの時間イスに座り続けることになります。
入学後の授業や学校での宿題を考えて、10〜15分など短い時間でもいいので、まとまった時間イスに座っていられるようになっておきましょう。
座ってすることは、塗り絵、折り紙などなんでもOK!少しずつ練習していきましょう。
余裕があればやっておきたいこと
余裕があれば以下についてもできるようになっておくとさらに安心です。
● 短い文が読める
● カタカナが読める
● かんたんな足し算ができる
● 時計が読める
はじめての学校生活で勉強に苦手意識を持たないように、少しだけ準備してあげましょう。無理に一度に始めず、子どものペースに合わせてくださいね。
子どもに合わせて最低限の入学準備を
入学後に子どもが困らないことをベースに準備をしてあげると良いですね。特にひらがなや数については、入学して最初の学習内容なので、触れたことがあれば授業や勉強に対して自信がもてますよ。参考にしてみてくださいね。