口出し・過干渉ってどこまで?子どもの自主性を育むために親が心がけたいこと

親は子どものためにと思ってつい口出しをしてしまいがちですよね。子どもへの適度な声かけや行動とはどのようなものなのでしょうか。

今回は、子どもの自主性を育むために、親が意識したいことを詳しくご紹介します。

口出し・過干渉って?チェックリスト

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子どもに、以下のような声かけをしていませんか?

□「勉強しなさい」
□「ゲームは1日◯分までって決めてるでしょ」
□「どうしてできないの?」
□「◯◯はしちゃだめ」

また、親が率先して以下のような行動をしていませんか?

□ 子どもから要求がないのにおかわりを出す
□ 翌日の持ち物を親が準備する
□ 着替えができるのに着替えを手伝う

このような「命令」「禁止」の一方的な声かけや「先回り」の行動は、子どもの自己決定力の乏しさに繋がりやすくなります。

「怒られるから」「言われたから」「やってくれるから」という思考になりやすく、「自分のこと」と理解しないまま行動しているかもしれません。

子どものためを思っての言葉や行動ですが、自主性を育むためには「子どもと親は別人格」であることを認識して、言い方や考え方を変えていけるといいですね。

親はどんなことを意識すればいい?

小学生 親子 スマホ 頭をかかえる 24620290

「干渉しすぎかな…?」と気づけていることが大きな一歩。以下のようなことを意識してみるといいですよ。

子どもの意見を聞く

子どもが受け入れやすいのは「命令」「強制」する口調ではなく、どうするか考えさせるような問いかけです。

子どもに何かしてもらいたいときには、理由を伝えつつ「提案」や「依頼」をするような言い方に変えるといいですよ。

親都合ではなく子ども主体で考える

声かけをする前には少し間をおいて、「親」と「子ども」どちらの問題なのかを考えてみましょう。

例えば、宿題をしないことで困るのは子どもですよね。つまり、子どもの問題になるので、本来であれば親が口を出す必要はありません。

とはいえ小1では自発的に宿題をすることは難しいので、したくない理由を聞き共感してから「一緒にやってみる?」など子どもの問題を共有する方向へ持っていけるといいですね。

見本を見せる

子どもが何よりのお手本にするのが親の普段の姿。口を開けたまま食べていたりするとつい口出ししたくなりますが、まずは我が身を振り返ってみましょう。丁寧な日々の過ごし方や話し方は、きっと子どもに伝わりますよ。

感情的に伝えない

感情のままを口にしてしまうと、子どもに恐怖感が生まれてしまいます。以下のような怒りをコントールする方法を身に着けるといいですよ。

● 時間をおく
● 怒りの原因から物理的に距離をとる
● 独り言として自分の感情を口に出してみる
● 怒りの段階が今いくつかを考えてみる

子どもの手助けをしすぎない

行動を促したあとは手助けをしすぎず、子どもを信頼して見守るようにしましょう。できないことやわからないことがあって子どもが困っていることを伝えてきたときは、親がやってしまうのではなくヒントのような声かけをしてあげると良いですね。

よくあるケース別!親がしたい対応方法

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小1の子どもによくある例で、親がしたい声かけについてまとめました。

ケース1. いつまでも動画を見ている

子どもに動画の好きな部分を説明してもらい、一緒に見てみましょう。大好きな親と一緒であれば、短い時間でも子どもは満足感を得られます。

1つ見終わったらお互いに感想を言いあい「明日も一緒に見ようね」と声かけすることで、子どもも素直にスイッチを切り替えることができますよ。

ケース2. なかなか明日の準備をしない

まずは、一緒に準備の手順を考えてみましょう。準備リストを作ったり、100均などの準備アイテムを活用したりと子どもにあった方法を見つけてくださいね。

ここまでのSTEPが終わったら「明日の準備はどうやったらいいんだっけ?」といった声かけをしてみるといいですよ。

ケース3. ごはんを食べるのに時間がかかる

テレビなどを見ていてなかなか進まない場合は「パパやママがテレビばっかり見てたらどう思う?」と聞いてみましょう。

コミュニケーションのためにも、食事は家族の会話の時間に充てられるといいですね。

ケース4. 散らかしたままにしている

子どもに似ているものをグループ分けしてもらい、ものの住所を一緒に決めましょう。

「早くしまいなさい!」が「これの住所はどこだっけ?」に変わるだけで、子どもは進んで片付けてくれるようになりますよ。

干渉し過ぎず見守る姿勢でサポートしよう

口出しや過干渉は、いっときの問題解決になっても継続しにくく、子どもの自主性を奪うことにも繋がります。少し言葉や考え方を変えるだけで、子どもにとって受け入れやすいアドバイスになるので、参考にしてみてくださいね。完璧を求めすぎず、少しずつ自主性を促してあげましょう。

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