進級を前に、「このまま2年生になってうちの子は勉強についていけるのかな?」と不安な親御さんもいますよね。
1年生の学習内容は今後学ぶ算数の基礎となるため、身についていない部分があると、2年生以降の勉強でつまずくことも。
そこで今回は、2年生の算数の主な学習内容と、1年生の学習到達度チェックリスト、進級前に最低限確認しておきたいことをご紹介します。
2年生の算数の学習内容はどう変わる?
筆算や九九、分数が始まる
2年生の算数では、今まで習った2ケタの繰り上がり・繰り下がりのある計算から3ケタの計算にステップアップし、筆算を習います。
また、かけ算の基礎として「九九」を覚えたり、わり算の基礎として「分数」が始まったりなど、このあとの算数や数学の基礎となる重要な内容が詰まっていますよ。
単位の学習が始まる
長さ、かさなど今まで見た目で比較してきたものを、センチメートルやデシリットルなどの「単位」であらわすことを学びます。
進級前に確認!学習到達度チェックリスト
学習指導要領によると、小学2年生に進級するまでに、以下のようなことをできるようになっているのを目指して授業が組まれています。
□ 20までの数の繰り下がりのある引き算ができる
□ 3つの数の足し算や引き算ができる
□ 120程度までの数を数えたり、書いたり、比べたりすることができる
□ (何十)±(何十)の計算ができる
□ (何十)+(何)の足し算と、(何十何)ー(何)=(何十)の引き算ができる
□ ものの個数を絵や図などを用いてわかりやすく表せる
□ 何時、何時半の時刻を読むことができる
□ 基本的な立体図形・平面図形の形や機能の特徴を理解することできる
□ かさを比べることができる
親子で時間を作って、上記の目安がクリアできているか、進級前に確認してみてくださいね。
進級前に最低限確認しておくべきことは?
子どもが苦手な内容には個人差があり、上記の学習到達度の項目をすべて完璧にするのはなかなか難しいもの。
そこで、2年生でのつまずきをできる限り減らすために、進級前に最低限確認しておいた方がよいことをご紹介します。
指を使わずに計算できるか
2年生では計算のケタが増えるため、一桁の簡単な計算でも指を使っている場合、2年生の計算問題でつまずく可能性があります。
1年生の内容を繰り返し復習し、指を使わずに頭の中でスムーズに計算できるようにしておくとよいですよ。
10になる組み合わせをパッと作れるか
合わせて10になる組み合わせがパッと浮かばない場合、すでに1年生の2ケタの繰り上がり・繰り下がりの計算でつまずいている可能性があります。
2年生で学ぶ筆算でも、どれだけ早く10になる組み合わせが作れるかがポイントになるので、組み合わせを覚えるくらいまで練習しておくと安心ですよ。
「6と足して10になる組み合わせは?」などクイズ形式でやってみるのがおすすめです。
1年生のつまずきは1年生のうちに解消しよう
1年生の学習内容は、これから先の学習の土台になります。進級後のつまずきをなるべく減らせるよう、今回ご紹介したチェックリストを参考に学習到達度を確認して、2年生からの勉強の準備をしてくださいね。