小学校の運動会は、子どもにとってもそれを見る親にとっても一大行事。「しっかり写真や動画に残したい!」と意気込んでいるママ・パパもいるのではないでしょうか。
子どもの姿をしっかり残したいけど、ちゃんと撮影できるか不安ですよね。
そこで今回は、運動会で子どもを撮り逃がさないために役立つポイントやテクニックをご紹介します。
運動会を撮影するための事前準備は?
運動会当日は、子どもも大人も大勢いて、せわしなくプログラムが進んでいきます。いざというときに準備に手間取って撮り逃した…とならないように、事前の準備が大切です。
写真も動画も、撮影前に以下のことを練習・確認しておきましょう。
● カメラの機能設定を確認しておく
● 撮影の練習をしておく
カメラによっては「個人認識&顔追尾」などの機能が備わっている場合も。もし説明書があるなら、改めて見直してみると「こんな機能があったのか!」と、新たな気づきがあるかもしれません。
ただし新しい機能をいきなり実戦投入すると、うまく使いこなせずに大失敗!という悲劇もありえます。事前に必ず試しておきましょう。
「うちの子どこ?」を避けるために
そしてもう一点大切なことがあります。それは、当日我が子がどこにいるか見失わないための工夫。運動会当日は子どもがたくさんいて、ほぼ同じ格好をして、しかも遠くから見ることになります。我が子の姿を見つけるのは、案外困難です。
ぜひ運動会当日は、お子さんに目立つ色の靴下や靴を履かせてください。それが目印となって、遠くからでもお子さんを見つけやすくなります。
用意しておくもの
カメラ以外に必ず用意しないといけないものはありません。
長時間、たくさんの写真を撮影したい場合は、予備のメモリーカードや充電池があるといいでしょう。
三脚、脚立や踏み台は、本格的に撮影したい場合はあった方がいいでしょう。ただし動きが取りにくくなったり、そもそも学校によっては使用不可のこともあるので注意してください。
レンズが交換可能なカメラをお持ちの場合は、望遠のレンズがあった方が競技の様子を迫力ある写真で撮りやすくなります。
動画撮影のコツは?
動画を撮る際に気をつけて欲しいのは、
● ズームを使いすぎない
● カメラを動かしすぎない
の2点です。
運動会は近づいて撮ることができないので、迫力あるムービーを撮ろうとするとどうしてもズームを使いたくなりますが、手振れ補正がついていないと大きくブレてしまい、あとで見るときに酔いそうになります。
ズームインとズームアウトを繰り返すのも、カメラを動かしすぎるのも同様。本当はもう少しズームしたい!動かしたい!と思っても、グッとこらえて固定して撮った方が、あとで見やすくなります。
写真撮影のコツは?
写真を撮る際に気をつけて欲しいのは、
● 競技中は連写する
● ズーム/望遠レンズを活用する
● できれば低めの場所から撮る
の3点です。
動画と異なり、写真は一瞬一瞬を切り取るものなので、連写してあとでいいカットを選ぶ方が効率的。連写しないと、せっかくのいいカットなのに目をつぶってる!という悲劇も。
また動画と異なり手振れはほぼ気にしなくていいので、ズームや望遠レンズを使って子どもの表情にグッと寄るといいでしょう。
低めの場所から撮った方がいいのは、高めに撮ると子どもの表情が帽子のつばに隠れて見えないためです。
競技別のおすすめ撮影法
競技別におすすめの撮影ポイントをご紹介します。競技ごとに撮影の場所を変えるのが難しい場合は、一番撮りたいシーンが撮れる場所に陣取るといいでしょう。
徒競走・リレー
場所ごとにそれぞれ撮れ方が違います。
●スタート近く
緊張した表情が見られます。サイドや斜めサイドからアップで撮影するのがおすすめ。
● コーナー近く
懸命な姿が見られます。サイドから走る子どもをカメラで追うと躍動感のあるシーンを残せます。
● ゴール近く
やりきった表情が残せます。正面に近い位置で、ゴール近くでズームアップするのがおすすめです。
団体競技
校庭を大きく使うことが多い団体競技は、周りの友達の様子も撮影しましょう。後で見返したときに、競技の様子がよくわかるのでおすすめです。
また、子どもの位置が確認できていたり、向く方向が決まっていたりする場合は、なるべく正面に近い場所から撮影すると表情が残せます。
入退場
入場は緊張感のある表情やワクワクしてる表情が見られ、退場ではうれしい・残念といった感情を帯びた表情が見られます。
● 入場
気づいたら入場していた!なんてことがないよう、1つ前の競技が終盤を迎えるころからカメラを構えておきましょう。正面または斜めサイドから撮影できると◎。所定の場所につくまで子どものを見逃さないようにしてくださいね。
● 退場
退場する経路を確認しておきましょう。自由に動ける場合は、退場門に近い場所から、少しずつ向かってくる姿を追いましょう。
開会・閉会式
● 開会式
入場行進や体操を行うので、子どもにどの辺りにいるかを事前に聞いておくと、撮り逃しを防げます。
● 閉会式
競技が終わり達成感にあふれた表情が撮影できるので、最後までぜひ注目してくださいね。
その他
クラスメイトと話す様子やお弁当の時間など、リラックスした時間を撮影しておくといい思い出になります。チャンスがあればぜひ撮影しましょう。
運動会で輝く子どもの姿を残そう
今回は運動会を記録に残すときに参考にして欲しいポイントをご紹介しました。
しかし撮影に夢中になりすぎて子どもの姿を全然覚えていない…となっては本末転倒。まずは子どもの頑張る姿をしっかりと目に焼き付けることを優先して、その次に記録に残すことを考えてくださいね。