子供の靴を買うとき、サイズ選びに悩むことがありますよね。子供の足はすぐに大きくなるので、大きめのサイズを買うべきか、ぴったりのサイズを買うべきか、迷ってしまうママやパパも多いのではないでしょうか。今回は、子供の靴の平均サイズや足のサイズの測り方、子供靴を選ぶときのポイントについてご紹介します。
子供靴のサイズの平均は?
ここでは、子供の年齢・身長別に靴の平均サイズをご紹介します。ただし、同じサイズの靴でも、メーカーやアイテムによって大きさは異なります。あくまでも目安として考えてくださいね。
年齢 | 身長 | 靴のサイズ |
1歳 | 75~85cm | 11.5~13cm |
2歳 | 85~95cm | 13~15cm |
3~4歳 | 95~105cm | 15~18cm |
5~6歳 | 105~115cm | 17~20cm |
7~8歳 | 115~125cm | 19~21cm |
子供の足のサイズの測り方は?
子供の足のサイズは自宅で簡単に測ることができます。新しく靴を購入するときは、あらかじめ家でサイズを測っておくと、お店ですぐに希望のサイズを伝えることができますよ。
家にある定規やメジャーなどで測るのもいいですが、なかなか正確に測ることができないので、下記の方法がおすすめです。難しい場合は、お店に行って測ってもらいましょう。
子供の足サイズの測り方(※1)
1. 子供靴メーカーのサイトなどから、足サイズ計測用のスケールをダウンロードしてプリントアウトする
2. スケールに描かれている足の形に右足のかかとの中心をあわせ、真っ直ぐ立たせる
3. 人差し指の中心と、かかとを結ぶラインをスケールの基準線にあわせる
4. つま先の先端と基準線が垂直になるように線を結んで、その数値を読む
5. 左足も同様に測る
子供靴のサイズを選ぶときのコツは?
店頭で子供靴のサイズを選ぶときは、必ず試し履きをして確認しましょう。
いくつかの靴のタイプを試す
入園・入学式用の靴のような特定のアイテムが決まっているとき以外は、いくつかのメーカーやデザインの靴を試してみましょう。同じスニーカーでも、メーカーやデザインによって子供の足にあうもの・あわないものがあります。
デザインや色は気に入っても足のサイズや形にあっていない、といったものは避けるようにしましょう。
何サイズか試す
候補の靴が決まったら、普段履いている靴のサイズまたは自宅で測った足のサイズと、その前後0.5cmのサイズを用意してもらい、それぞれ子供に履かせてみましょう。
何サイズか試すことで、ぴったりのサイズの靴が見つかりやすくなります。子供に数メートル歩かせて、一緒にサイズ感を確認できるといいですね。
シューフィッターがいるお店を選ぶ
足長だけでなく足幅や足囲もしっかり測りたいときは、シューフィッターがいるお店を選ぶと安心です。
シューフィッターは、子供の発育状況をみながら、足のサイズや形にあった靴を選んだりアドバイスしたりしてくれる専門家です。子供の足や靴に関して、わからないことや不安なことがあったら聞いてみましょう。
インソールを活用する
試着をして気に入った靴が見つかっても、「ちょっと大きい」「1つ小さいサイズだと足幅とあわない」といったこともありますよね。そんなときは、インソールを上手に活用しましょう。
インソールを使うことで、かかとがしっかり支えられて歩きやすくなることもありますよ。
子供靴のサイズを選ぶときの注意点は?
子供の足の発育は早く、1~2歳半頃は半年で約1.0cm、2歳以降は半年で約0.5cmのペースで大きくなるともいわれています。
子供が靴を履いているときに少しでも足を痛がったら、靴が小さくなったサインです。子供の足は柔らかいため、そのまま小さい靴を履き続けると足が変形してしまう可能性もあります。また、重心移動が正しく行われず、足に負担がかかってしまいます。
3~4ヶ月ごとを目安に子供の足のサイズを測り、履いている靴が適正サイズかどうか確認しましょう。
子供靴の選び方のポイントは?
子供の足のサイズを測ったり試し履きをしたりして靴のサイズが決まったら、下記の点に気をつけて靴選びをしましょう。
かかと部分をしっかり支えるもの
かかとの骨をしっかり成長させるために、かかとがしっかりと安定している靴を選びましょう。靴の中で足が動かないようにかかとで固定することで、歩行が安定して、指先の障害も防ぐことができます。
つま先にゆとりがあるもの
つま先部分に5mm程度のゆとりがあり、靴の中で足指を自由に動かせるものを選ぶことも大切です。靴の中で指を動かすことで、土踏まずが成形されます。
靴底が指の付け根部分で曲がるもの
はだしで歩いたときは、足の指の付け根部分が曲がります。靴を履いたときも同じように指の付け根部分が曲がらないと足に負担がかかり、前に進むための蹴りだしがうまくできません。
靴のサイズが大きいと、この位置がずれてしまいます。また、靴底に厚みがあって曲がりにくいタイプも注意が必要です。
甲や足幅のサイズ調節できるもの
子供の甲の高さや足の幅にあわせて面ファスナーで調節できるタイプがおすすめです。面ファスナーをしっかり固定することで足にフィットするので、自然な歩行ができますよ。
通気性が良いもの
運動して汗をかくと靴内の温度が上がります。蒸れた状態のままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなるので、通気性の良いタイプや雑菌の繁殖を抑える加工が施されたタイプを選びましょう。
つま先が少し反りあがっているもの
子供はペタペタ歩きをするので、つま先の反りがないと蹴りだしにくく、つまずきやすくなってしまいます。つま先が少し反りあがっているタイプを選んでくださいね。
適度な硬さがある靴底のもの
靴底にある適度の硬さがあると、地面からの衝撃を吸収して足を守ってくれます。靴底が柔らかい靴を履き続けると、かかとの骨が外側に曲がってしまうこともあります。
子供の成長にあったもの
3歳頃までは土踏まずが未形成なので、足裏全体で着地しやすく、かかとが安定した靴を選びましょう。
3~6歳頃は、アーチ(足を支える骨)が発達していく大切な時期です。足指をしっかり使った歩き方をすることで、土踏まずがしっかりと形成されていきます。はだし感覚で足指が使えるような、屈曲性が良い靴を選びましょう。
6~7歳頃になると、大人のようなアーチに近づく時期なので、クッション性が良く動きやすさを重視した靴がおすすめです。
子供の足にぴったりなサイズの靴を選ぼう
子供の足が成長していくうえで、靴のサイズ選びは重要です。特に、3~6歳頃は衝撃を吸収する土踏まずが形成されていく大切な時期。しっかりサイズを測り、試し履きをさせて、子供にぴったりの靴を選びましょう。
定期的に靴のサイズをチェックして、子供が心地よく歩ける靴を履かせてあげてくださいね。