小学校の入学準備は、ランドセルをはじめ、文房具や体育の授業で使うものなど、揃えるアイテムがたくさんあって大変ですよね。しかも、学校からの指定によっては、購入する場所や時期が異なることもあるので、しっかりと確認しながら準備を進めていきましょう。そこで今回は、小学校の入学準備として必要な文房具などのグッズをリストでご紹介します。
小学校入学の流れは?
公立の場合、住んでいる学区内の小学校に通います。多くの地域では、入学する前年度の11月30日までに就学時健康診断が行われ、その後、1月31日までに市区町村の教育委員会から入学通知書が届きます(※1)。
入学通知書が届き次第、順次、各小学校で入学説明会が行われます。このとき、小学校生活で必要になるものについて説明があるので、しっかりと確認したうえで、入学準備に取りかかりましょう。
なお、私立や国立の小学校では、前年度の10〜12月頃に入学試験や合格発表が行われ、その後、各学校のスケジュールに沿って入学手続きや入学準備を進めていきます。
小学校の入学準備品リスト!
下記に、小学校の入学準備で必要になることが多いグッズと準備するときのポイントをご紹介します。ただし、学校によって違いがあるので、入学説明会のときなどによく確認しておきましょう。
○:指定されることが多い
△:指定される場合もある
空欄:指定されない
衣服や靴
アイテム | ポイント | 指定 |
---|---|---|
通学服 | 制服がある学校は指定の店で購入。私服の場合は、動きやすく着脱しやすいものを選ぶ | △ |
通学帽 | 黄色の帽子が一般的 | △ |
名札 | 入学式で配布されることがほとんど | ○ |
体操服 | 頻繁に買い替えるものではないので、1サイズ大きいものを準備する | ○ |
体操帽 | 赤白帽が一般的 | ○ |
上履き | 乾きやすく、汚れが落ちやすい、ビニール素材がおすすめ | △ |
体育館シューズ | 上履きとは別に必要となる場合がある | △ |
外履き (通学用) |
低学年のうちは、紐タイプよりも面ファスナーやそのまま履けるシューズがおすすめ | |
靴下 | 色の指定がないかを確認し、多めに準備する | △ |
通学時に使うもの
アイテム | ポイント | 指定 |
---|---|---|
ランドセル | フィット感、デザイン、収納力といった点を重視しながら子供と相談して選ぶ | △ |
上履き袋 | 靴が出し入れしやすいタイプがおすすめ | |
体操服袋 | 紐が長いと、つまずいたり、引っかかったりするので、注意が必要 |
文房具や学習用品
アイテム | ポイント | 指定 |
---|---|---|
学習帳 | 学校指定がない場合は、教科ごとに1冊ずつと自由帳(白紙)を1冊用意 | △ |
連絡帳 | 1日1ページタイプがおすすめ | △ |
鉛筆 | Bや2Bを指定されることがある | △ |
消しゴム | 失くしやすいので、1〜2個を常備しておく | |
筆箱 | 型崩れしにくい箱形がおすすめ | △ |
はさみ | 安全性と握りやすさで選ぶ | |
のり | つぼ型やスティックタイプといった指定があるかどうか確認しておく | △ |
お道具箱 | 学習用品を机にしまっておくためのものなので、開閉のしやすいものにする | △ |
算数セット | おはじき、数え棒、色板、算数つみきなど | △ |
給食用品
アイテム | ポイント | 指定 |
---|---|---|
給食着・帽子 | 学校指定が一般的。当番だった週末に洗濯をする | 〇 |
給食袋・ナフキン | 毎日使うものなので、数セット用意しておく |
生活用品
アイテム | ポイント | 指定 |
---|---|---|
防災頭巾 | 災害時に使うものなので、素材や強度を確認して選ぶ | △ |
防災頭巾ケース | 背もたれタイプか、座布団タイプが一般的 | △ |
雑巾 | 学校によっては学期ごとに数枚用意する必要がある | △ |
時期・天候によって必要なもの
アイテム | ポイント | 指定 |
---|---|---|
雨傘 | 子供の身長にあった長さを選ぶ | |
レインコート | ランドセルを覆うタイプがおすすめ | |
長ぐつ(レインブーツ) | 丈が長すぎると、下駄箱に入らない可能性があるので注意する | |
防寒着 | 防寒性が高く、動きやすいものがおすすめ |
上記以外にも、イベント時や、学年が上がったときに必要になるものもあるので、その都度確認をして揃えるようにしてくださいね。
小学校の入学準備グッズの費用はいくら?
小学校によって必要になるものが異なることや、メーカーによっても価格に差があることから、小学校の入学準備に必要な費用は様々です。しかし、一般的には10万円前後になることが多いとされています。
ただし、これはすべて新品で揃え、なおかつ衣類は洗い替えのことも考慮した場合の費用です。
参考までに、代表的な用品の費用をご紹介します。
● 体操服+体操帽:あわせて4,500〜5,500円
● 上履き:1,000〜2,000円
● ランドセル:3〜5万円
● お道具箱:1,000〜1,500円
● 算数セット:1,000〜2,000円
なお、文部科学省が行った調査によると、小学校1年生1人あたりにかかる教育費の総額は、入学準備にかかる費用も含め、年間で約36万円とされています(※2)。
年間を通して費用がかかるので、入学準備品の出費を抑えたい人は、フリマアプリなどを活用するのもいいかもしれません。
小学校の入学準備をするときの注意点は?
以下で、小学校の入学準備をするときの注意点やポイントをご紹介します。
持ち物には記名をする
文房具や体操服、上履きといったアイテムを準備したら、名前を書いておきましょう。入学式でクラスが発表されたら、学年や組も記入します。
たくさんのアイテムに記名をするのは大変ですが、鉛筆1本1本に名入れをしてくれるサービスや、布に押せるお名前スタンプといったものを上手に活用していくと、時間が短縮できますよ。
長く使えるものを選ぶ
ランドセルをはじめ、上履き袋や防災頭巾といったものは、入学してから卒業するまでの6年間、ほとんど買い替えることのないアイテムです。丈夫な素材で作られたもの、飽きが来ないデザインや色のものを選ぶと、長く使うことができますよ。
子供と一緒に準備をする
子供にとって小学校に入学して新しい生活を迎えることは、ワクワクする反面、緊張したり心配になったりするもの。入学準備に必要なものを揃えるときは、新生活が楽しみになるように、子供と一緒に買いに行ったり選んだりするようにしましょう。
必要なアイテムが揃ってきたら、鉛筆の削り方や体操服のたたみ方を教えて、ひとりでできることを増やしておくと、子供も自信を持って入学式を迎えられますよ。
小学校の入学準備は余裕を持って始めよう
小学校の入学準備では揃えるものがたくさんあるので、時間に余裕を持って準備を始めてください。
入学が近づいてきたら、持ち物だけでなく、生活リズムや気持ちの準備をすることも大切です。ママやパパがサポートしながら、入学前から小学校生活にあった生活習慣に整えておきましょう。
小学校に入ると新しい友達や様々な行事が待っています。楽しい気持ちで小学校生活の準備を進めていけるといいですね。