マンションvs戸建て、わが家に合うのはどっち?

監修専門家 ファイナンシャルプランナー 裏門 春菜
裏門 春菜 ファイナンシャルプランナー。元々は自分自身も「お金のことは難しい」「初心者すぎて何から始めればいいか分からない」と悩んできました。だからこそ、同じように不安を抱える方の力になりたいと考え、FPの道へ。... 監修記事一覧へ

妊娠中や出産を迎えるとき、パパにとっては「住まいをどうするか」が大きなテーマになりますよね。

「今の賃貸でしばらくは大丈夫?」 「赤ちゃんが生まれる前に広い家に引っ越すべき?」など、こうした悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、子育て世帯が直面しがちな住まいの選択、マンションvs戸建てについてパパ目線でわかりやすく解説します!

マンションに住むメリット・デメリット

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マンションは「便利さと安心感」が魅力ですが、子育て中ならではの注意点もあります。

どんな点が魅力で、どんなところに注意が必要なのか見ていきましょう。

メリット

セキュリティ面が安心

オートロックや防犯カメラが整っている物件が多く、パパが仕事で家を空ける時間が長くても安心です。

利便性の高い立地

駅近や都市部に多く、保育園・病院・スーパーが徒歩圏内に揃いやすいのは大きな魅力。

妊娠中の通院や産後の買い物にも便利です。

メンテナンスの手間が少ない

共用部分は管理組合が対応するため、庭の手入れや外壁修繕などに追われずに済みます。

忙しい子育て期にはありがたいポイントです。

将来売却や賃貸に転用しやすい可能性がある

駅近・利便性高い立地のマンションは、売却もしくは賃貸として貸す可能性を考えたときに価値が落ちにくい傾向があるため、資産として保有することができます。

デメリット

上下左右の生活音に気を遣う

子どもの泣き声・走る音・飛び跳ねなどが上下・左右の住戸に影響する可能性も。

特に夜泣きや早朝の動きで、近隣との関係に神経を使うことがあります。

駐車場やエレベーターの混雑がストレスになることも

マンションの構造によっては、エレベーター待ち時間が発生したり、買い物の荷物を運ぶときも、駐輪場・駐車場から住戸までの距離がネックになることもあります。

間取り変更の自由度はやや低め

マンションは構造壁や配管の位置によって制限があるため、戸建てのように大規模な増築・間取り変更は難しいケースが多いです。

ただし、間仕切りや床材・壁紙の変更、キッチンなどの設備交換などの室内のリノベーションが得意という強みもあります。

費用の目安(東京23区内)は?

● 新築マンション購入(70㎡):7,000万〜1億5,000万
● 中古マンション+リノベ(70㎡):4,500万〜1億円

戸建てに住むメリット・デメリット

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一方の戸建ては、広さや自由度が魅力的。ただし、維持管理の手間や立地の条件など、注意点もあります。

子育て世帯にとってどんな特徴があるのでしょうか。

メリット

子どもの声や足音を気にしなくていい

元気いっぱい走り回れるので、子どもものびのび育ちやすい環境です。

間取りやリノベーションの自由度が高い

建物全体が自己所有のため、壁を抜いて広いリビングにする、子ども部屋を増やす、庭にデッキや遊び場を作るなど、ライフステージに合わせて大規模な変更が可能です。

水回りの移動や増築も比較的柔軟に行えます。

駐車場や庭のある暮らし

車移動が多い地域では必須ともいえる駐車スペース。庭があると遊び場や家庭菜園も楽しめます。

プライバシーを保ちやすい

住戸が独立しているため、隣人との距離感が確保されやすく、子育て世帯でも人目を気にせず生活しやすい傾向があります。

デメリット

都市部は価格が高く、駅近では手が届きにくい

都心で土地付き戸建てを探すのは難しく、駅から距離がある郊外になるケースも多いです。

その分、通勤や通学の負担が増える可能性があります。

修繕費(外壁塗装・屋根工事など)を自己負担

外壁塗装、屋根工事、給排水管の交換などはすべて自己負担となります。

築年数が経つと数百万円単位の工事が発生することもあり、長期的なメンテナンス計画が欠かせません。

防犯対策は自己管理

マンションのようなオートロックや共用防犯カメラはなく、戸締まりやセンサーライト、防犯カメラの設置などを自分で行う必要があります。

パパが仕事で不在がちな家庭では特に意識したいポイントです。

土地・立地の影響を強く受けやすい

戸建ては建物自体の価値が年数とともに下がりやすく、資産価値は土地に依存しがち。

駅近や人気エリアであれば維持しやすいですが、郊外や交通不便なエリアでは将来の売却・賃貸のしやすさに差が出ます。

費用の目安(例:首都圏郊外・さいたま市や横浜市など)

● 新築戸建て購入(90㎡〜100㎡):4,500万〜9,000万円
● 中古戸建て+リノベ:3,500万〜8,000万円

パパが考えておきたいポイントは?

どちらが良いかは家庭ごとに異なります。比較するだけでなく、「わが家にとって何を優先するのか」を考えることが重要です。

● 通勤と育児のバランス
● 将来の間取り変更のしやすさ
● トータルコストと安心感のバランス

上記を考慮したうえで、しっかり家族で話し合って満足できる家を見つけられるといいですね。

まずは情報収集しよう!

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