2人目で念願の育休取得。上司への先手先手の相談が実を結びました!


デレーズ_プロフ

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Q. 育休を検討しようと思った理由は?

A. 
・積極的に育児をしたかったから

長男が生まれたときは、海外勤務の駐在員で育休を取る権利がありませんでした。出産は命懸けで、産後の女性の体は重体であるとわかっていたものの、育休をとってのサポートはできず、妻が重体の体に鞭を打つことになってしまいました。

第2子の妊娠が分かり、「自分が妻のサポートや育児をすることで、妻が産後の体調回復に専念出来るようにしたい」と思い、育休実現に向けて行動しました。

Q. 育休を検討し始めた時期は?

A.
・結婚前から

Q. 職場/上司に育休を相談したのはいつ?

A.
・転職して転職先の上司に相談

Q. 育休を相談した時の上司の反応は?

A. 
・全面的に賛成してくれた

育休取得を相談する前から、転職先の上司には家庭事情について相談もしていたので、快く承諾頂きました。

駐在中は育休が取れず妻に大変な想いをさせてしまったことや、第2子の妊活前から第2子について考えている旨を話していました。

また、私や妻の親は遠方に住んでおり、実家のサポートがない状態で、夫婦だけで出産や育児を乗り越える必要があること。1人育児でも大変な中、2人育児という未知の状況で、出産や育児を乗り越えるには育休が必要ということ。

これらを上司に伝え、家庭の事情含めて理解頂いておりました。

Q. 育休を取るまでに大変だったことは?

A.
・仕事の引き継ぎ
・手続きが煩雑だった

アドバイス出来るような立場ではないですが、まず妊娠から出産まで、奥様の体調を優先しながら業務に取り組める体制作りをしておくことが大切です。

妊娠中の体は変化が大きく、健診以外でも病院に行くことがあります。私の妻は切迫流産からの切迫早産となり、自宅での絶対安静が続いたり、病院に何度も通ったりしていました。いつでも病院に連れて行ったり、家で看病が出来たりする状態だと奥様も安心だと思います。

また、上司との面談の際にはキャリアだけでなくライフプランも話題に出しながら、事前に育休取得の意思表示をしておくことも大切です。

その上で、奥様がご懐妊された際には、可能な限り早く上司と育休取得に向けた具体的な話し合いを進めて、業務の引き継ぎや育休取得中の期間に同僚の負荷が高くならないような策を上司に打ってもらうことが大事です。

育休を取ることでチーム内で欠員状態が発生します。上司だけでなくチームのメンバーにも理解を得られるようにすることも大切だと思います。


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Q. 育休を取って大変だったことは?

A.
・睡眠時間の短さ
・体の不調
・2人育児で2人ともに寂しい想いをさせないようにすること

我が家の場合は、子どもが1人でも大変だと感じていた中で2人育児になりました。子どもたちが快適に、寂しい想いをせずに過ごせるようにすることが1番大変でした。

他には睡眠不足の辛さがありました。睡眠不足は心も体力の余裕もなくなるので、良いことが一切なく。生まれて間もない頃から数ヶ月経つまでは、やはり睡眠不足による弊害が1番大きく辛く大変でした。睡眠時間の確保は重要です。

赤ちゃんは1〜2時間おきにお腹が空いて起きるので、例えば時間帯を決めミルクをあげる担当を決めたり、母乳の場合は母乳の次の回は搾乳したものを次の回にあげる(乳腺炎のリスクもあるので、完全母乳の場合はそうはいかない可能性もありますが…)など、色々と工夫して睡眠時間の確保に努めることが大切です。

Q. 育休を取って楽しかったことは?

A.
・赤ちゃんのお世話
・家事
・夫婦関係

育児に落ち着く時はないのですが、子どもが成長するにつれて心にも体力にも少し余裕が出来ると、旅行にも出かけられます。

家族で行きたい場所に、時間を気にせずに訪れて、ゆったりとした時間を過ごせるのは幸せです。妻や長男の希望する場所に旅行できたことが楽しかったです。

Q. 育休を取ってよかったことは?

A.
・夫婦関係が良くなった
・できる家事が増えた/スキルが高まった
・育児スキルが高まった
・子どもがより可愛くなった
・子どもの成長が実感できるようになった
・キャリアに対する考え方が変わった

育児は日々、葛藤したり悩んだりと大変な部分がありますが、幸せなこと、楽しいこともたくさんあります。夫婦で協力しながら育児をしていくことで、お互いを思い遣る気持ちや絆が更に深まりました。

また24時間一緒にいることで、子どもの成長を目の前で感じられ、その感動の瞬間を家族で分かち合うことが出来ます。

人生の中で限られた「家族で過ごせる時間」を、みんなで過ごせるというのは本当に良かったことの1つです。

Q. 育休中のトホホな失敗談や、「これだけは気をつけろ!」と後輩パパに忠告したいことはありますか?

A.

相手を思い遣る気持ちと行動を忘れないでください。

育児が始まると、どうしても夫婦共に睡眠時間が短くなり、精神面も体力面も余裕がなくなってきます。余裕がない状態になると、これまでは喧嘩がなくても、些細なことで喧嘩になることもあります。お互いが1人で全てを抱え込まず、交代体制を取るなどして、しっかり睡眠を取って下さい。

相手を思い遣る気持ちと行動が協力する上でも大切です。心に余裕が少しでも出来ますし、家族の絆も深まります。

Q. 育休後スムーズに職場復帰できました?

A. まだ復帰していない

Q. 育休の長さは満足でしたか?

A. 満足だった

期間としては1年の取得期間ですが、まだ息子が夜中に何度も起きてくることが多く、夜中は妻と協力しながらの育児を進めています。最近は長男の幼稚園も始まり、妻も私もまだ生活に慣れておらず、我が家の場合、1年半程度の取得期間が心と体力面で余裕を持つには必要だと感じております。

ただ、第1子の時には、駐在中で育休を取れる制度がなく、転職先で第2子にて育休取得が実現したので、1年の育休に満足はしています。

Q. 最後に、育休を検討している後輩パパにアドバイスやエールをお願いします!

A.

育児は父親と母親、2人で協力して子どもを育てていくものということを忘れないで欲しいです。

性別問わず育休取得によるキャリア中断や昇格の機会を失うなどキャリア面での不安がある方もおられると思います。

しかし、人生は一度きりで、家族で過ごせる時間も限られています。

子供の成長はその一瞬一瞬が貴重な瞬間で、その時にしか感じられない感動があります。それはキャリアでもお金という対価を支払っても感じられるものでもなく、育児は様々な苦労や葛藤がありますが、その育休の時間は人生の中でも大変貴重な幸せな家族の時間になります。

各家庭の環境や状況に応じた育休期間を話し合って考えていただいて、限られた家族の時間を家族みんなで過ごしてみてはいかがでしょうか?

最後に繰り返しになりますが、夫婦で思い遣ることは常に忘れずに。


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要出典 パパninaru 育児アプリ エバーセンス

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