妻の産後不調をきっかけに育休を決断。回復と育児へ全力投球の日々でした!


パパ育休体験談 プロフィール みずさん

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Q. 育休を検討しようと思った理由は?

A. 
・ママ一人では無理だと思ったから
・妻の産後の体調不良とメンタルの不調がひどく、ワンオペは厳しいと思ったから

Q. 育休を検討し始めた時期は?

A. 妊娠後期(8ヶ月)に入ってから

Q. 職場/上司に育休を相談したのはいつ?

A. 出産後2週間経過してから

Q. 育休を相談した時の上司の反応は?

A. 反対はされなかったけれど、全面的に賛成ではない雰囲気があった

国の育休制度や会社の就業規則上、私が育休を取得することに対して反対はできませんが、上司の育休制度や就業規則への理解が浅く、話し合いの場では取得に対して否定的とも取れる言動が多々ありました。

Q. 育休を取るまでに大変だったことは?

A. 
・職場(上司)が積極的に対応してくれなかった
・制度がわかりにくかった
・お金をどうやりくりするかを考えること

私はもともと育休を取得するつもりはありませんでした。しかし、産後に妻の体調やメンタルの状態があまりにもひどく、育休を取得しなければ危険な状態になると感じて、取得した経緯があります。

2人も育休を取得するのは金銭面で難しいと考え、もともと育休は一切取得する気がなく、制度に関して何も調べていませんでした。しかし、必要に迫られて制度についてしっかり調べたところ、パパでも育児休業給付金が支給されることを知り、6ヶ月間の育休を取得しました。

今では妻の妊娠がわかってから、制度をしっかり調べた上で、育休を取得するかどうか決断するべきだったと反省しています。

育休制度は勉強しても理解するのは結構難しく、誤解していることも多々ありました。未だに100%理解しきれている自信はありません。

私は正社員ではなく契約社員だったので、会社から給付金は支給されないだろうと思っていたのですが、雇用保険に入っていれば、国から支給されるということを知りました。また、育休を取得したことがきっかけで、社会保険料が免除されるとことを知りました。

もし私のように金銭面で取得を悩んでいる方がいれば、会社の人事や自治体に相談してみることをおすすめします。


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Q. 育休を取って大変だったことは?

A.
・赤ちゃんのお世話
・家事
・夫婦関係
・睡眠時間の短さ
・体の不調
・自分の時間が取れないこと

出産してから2ヶ月ほどは妻のメンタルもなかなか安定せず、毎晩、赤ちゃんのお世話は全て私が対応していました。

というのも、医師からは「体力やメンタルを回復させるためには夜しっかり睡眠することが大事」だと言われていたからです。

3時間毎にミルクをあげないといけないので、夜中も細切れ睡眠が続きます。最初の2ヶ月は僕が夜間を対応し、妻に睡眠をしっかり取ってもらいました。そのおかげもあり、現在は妻は体力・メンタルともに回復しています。

毎日の夜担当は大変でしたが、育児スキルは確実に上がり、いい修行になったと感じています。

もし私の家庭のように妻の産後の状態が悪い場合、すぐに回復するかどうかはわからないので、長期的な視野で見る必要があります。そして、私と似たようなケースになった場合には、妻には体を休めることに注力し、育児と妻の回復のための全面的なサポートをしてほしいです。

Q. 育休を取って楽しかったことは?

A. 
・赤ちゃんのお世話
・夫婦関係
・仕事をしなくていいこと
・趣味

育休取得前は、家に帰ってもずっと仕事のことを考えていたり、仕事を持ち帰ったりするような日々でした。

育休を取得していなければ、育児に集中できていたかどうかはとても怪しいです。取得して仕事から距離を置けたことで、心に余裕ができ、育児にしっかり専念することができました。

私も妻も育休中なので、毎日3人で散歩に出かけています。仕事をしていたらなかなかできなかったとは思いますが、近所の公園や息子が歩けるようになってから遊べる場所など、たくさんの発見があり、楽しいです。

息子と一緒に四季をゆっくり楽しむことができ、息子にとってもいい刺激を与えられているのではないかと感じています。

Q. 育休を取ってよかったことは?

A.
・できる家事が増えた/スキルが高まった
・育児スキルが高まった
・子どもがより可愛くなった
・子どもの成長が実感できるようになった
・キャリアに対する考え方が変わった

育休を取得してよかったのことは2つあります。

まず、息子の日々の成長発達をじっくり観察できることです。また、長期的な息子の教育についてもしっかり考える時間ができました。0歳から進められる教育は何か、1歳以降はどんな教育をしたらよいのか、どんな風に成長発達が進んでいくのか…などを調べながら、息子の成長の様子を見守れてよかったです。
 
そして、自身のキャリアについても見直すきっかけになりました。仕事をしていた時も将来の働き方について悩んでいましたが、毎日仕事に追われ一切考える余裕がありませんでした。育休取得したことで、心に余裕が生まれ、改めてじっくり考え直すきっかけになりました。

なかなか確保する時間はありませんが、育休終了後のキャリアアップのためリスキリングも進めています。

これから保育園への入園や小学校への入学のタイミングで、夫婦どちらかの働き方を変えていかなければ成り立たないと感じています。夫婦で将来のことについてしっかり考える時間が確保できることは、長期的に見てもよいことだと思います。

Q. 育休中のトホホな失敗談や、「これだけは気をつけろ!」と後輩パパに忠告したいことはありますか?

A.

息子と一緒に絵本を読んでいた金曜日の夜、息子が絵本を触っているときに指を切ってしまい、出血して止まらなくなりました。

なかなか止まらない血に私も妻も冷静さを失い、大慌て。

救急車を呼ぶべきか悩み#8000に連絡して、夜間対応してくれそうな病院をいくつかピックアップしてもらいました。

何院か電話してみても「家で止血してみてください」と言われるも、30分以上止まらなかったため、再度病院へ連絡。結局「病院で対応できることも、家でできることと変わらない」と言われました。

最終的に血は止まったのですが、その時に反省したのは大人用の絆創膏しか持っていなかったことです。こういった時のためにガーゼや子ども用の救急セットを準備しておくべきだと気づき、翌日購入しに出かけました。

また、夜間や土日は何かあってもなかなか診てもらうのが難しいこともわかったので、夜間は特にけがをするような遊びはさせないように、注意したいと思いました。

Q. 育休後スムーズに職場復帰できました?

A. まだ復帰していない

Q. 育休の長さは満足でしたか?

A. 満足だった

育児をするうえで、必要な知識やスキルを得るために十分な期間でした。

Q. 最後に、育休を検討している後輩パパにアドバイスやエールをお願いします!

A.

育休を検討されているというだけで、自分に比べれば本当にすごいと思いますし、奥さまや生まれてくる子どものことを真剣に考えてらっしゃると思います。

産休に入るまでバリバリ元気に働いていた妻は、出産後、マタニティブルーや産後うつでメンタルの状態がとても悪くなりました。さらに、出産は体に大きな負担をかけ、メンタルの不調だけでなく産後1ヶ月は思うように体も動かせませんでした。

どれだけ元気な人でも、出産によって体と心が不調になる可能性があることを身をもって痛感しました。また、それまで元気だった妻からしても、そのような状態になってしまったことを受け入れられず、回復するまでは不調で何もできない自分にイライラし、とてもしんどそうでした(心と体の調子が回復して以降はそれもなくなりましたし、支えてくれたことを感謝してくれています)。

些細なことで機嫌が悪くなったり、怒ったりするかもしれません。パパとして我慢が必要な時もあるとは思いますが、命をかけて出産をした後は、なかなか本調子に戻るのは難しいと思います。

奥さまの様子からいつもと違う、危険だと感じたらすぐに助けてあげてください。一番身近にいるパパならその異変に気づけるはずだと思います。

自身の経験から、パパが育休を取得して子どもの世話と奥さまの体調のサポートを全力でしてほしいと思います。パパだけでのサポートが難しければ、パパ側の両親か奥さまの両親に相談したり、産後ケアといった自治体のサポートを活用したりしてください。産後ケアは妊娠中から登録できるので、出産前に登録しておくことをおすすめします。

また育休は、子育てに全力で集中できるとてもありがたい制度だと感じています。毎日、息子の成長発達の様子を見られますし、息子と遊ぶ時間はとても楽しく貴重なものに感じられます。その時間が長ければ長いほど、私は子どもに対して愛情深くなっていきました。

職場に復帰すれば、全力で育児に集中できる期間も少なくなると思います。だからこそ、この期間は貴重ですし大切にしてほしいと思います。


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要出典 パパninaru 育児アプリ エバーセンス

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