育休より仕事してる方が楽…でも妻の孤独感を無くせたのは大きかった!


パパ体験談プロフィール24


パパ体験談 青帯

Q. 育休を検討しようと思った理由は?

A.
・積極的に育児をしたかったから
・ママ一人では無理だと思ったから

Q. 育休を検討し始めた時期は?

A. 妊娠が発覚してから

Q. 職場/上司に育休を相談したのはいつ?

A. 妊娠後期(8ヶ月)以降

Q. 育休を相談した時の上司の反応は?

A. 特にコメントはなかった。

うちの会社では初の男性育休だったので前例がなく、制度や仕組みを業務部の方に説明するところから始まりました。

同時に自分の方でも労基やハローワーク等と連絡をとりあい、「育休は取得する権利のあるもの」と会社へ浸透させました。まだまだ「何のために取るの?」という雰囲気の同僚も多い中、自分が育児に専念したいという強い気持ちが大事だと思いました。

Q. 育休を取るまでに大変だったことは?

A.
・制度がわかりにくかった
・手続きが煩雑だった

まずは、いろいろな役所関係と話し合い、制度について理解しておくことが大事です。大袈裟かもしれませんが、労基やハローワークを味方につけて会社の役員に説明をしてもらうことで、すんなりと受け入れさせることができます。

私の会社の場合、育休の基礎がなかったので一から説明する必要がありましたが、周りを固めてから動くことで案外すんなりと会社の雰囲気を変えることができました。要は育休とは、社員として取って当たり前の権利なのです。

1度目の育休で会社の書類などができたので、2度目は取ると言えば書類一枚で片付けることができました。仕事の引き継ぎ等も、1度目よりも2度目のほうが、段取りがわかっている分すんなりとできました。

周りに負担をかけるから育休が取りづらいと考えてしまうのでは、育休へ向けての気持ちが弱いです。1人いなくても会社は回ります。逆に「これからの時代はそういう事案を予測して、会社側は社員を育成すべき」と打診しましょう。


パパ体験談 黄色帯

Q. 育休を取って大変だったことは?

A.
・赤ちゃんのお世話
・家事
・睡眠時間の短さ
・ストレスや孤独感

初めての赤ちゃんのお世話が大変なのは当たり前です。オムツ変え、沐浴、ミルク作り、寝かしつけ等すべてが手探りでしたが、しっかり育休期間をとることで、着実に上達しました。

育休を取る上で1番と言って良い理由は、妻の孤独感を無くせることです。意思の疎通がまだまだの赤ちゃんと一日中居ると、かなり孤独を感じます。支援センターなどに夫婦揃ってでかけることで輪も広がり、育児相談やなんでもない雑談でもすると気持ちも楽になります。

また、赤ちゃん中心の生活になるため自分たちの時間がなくなります。オシャレも雑になります。正直言って、仕事に行っている方が楽です。しかし、育休を取って本当に良かったと思えるのは、今の関係性を築けているからです。

自分から取りたいと思って取った人と、妻や周りから言われて取った人とでは、かなりの差がでるのが育児だと思います。育休が終わった後も子育ては続きますが、その時に必ず差がでます。

育休を取ることで職場から離れ、世間からも孤立します。だけど、育児に専念する為に取ったのだから後悔なんてする暇も理由もありません。会社へ復帰する時は、お陰様で育児に専念できましたと感謝し、胸を張って報告すれば良いだけです。

Q. 育休を取って楽しかったことは?

A.
・赤ちゃんのお世話
・夫婦関係

今までとは違うコミュニティへ足を伸ばせたこと。例えば、パパひとりでママ友さんがたくさんの中へ入って行き、公園や支援センターで交流するなどです。

あとは、子どもの成長をリアルタイムでしっかりと見届けれたこと。育休ならではの特権だとおもいます。

Q. 育休を取ってよかったことは?

A.
・できる家事が増えた
・育児スキルが高まった
・子どもがより可愛くなった
・子どもの成長が実感できるようになった

1番しんどいときを夫婦で乗り越えたことで、お互いを尊重し合い、感謝することができます。良い思い出になります。職場へ復帰した後も、正直言って育児の方がしんどいので、業務が楽に感じ、仕事へ行くのが楽しくなります。

育児をしていると、どうしようもないことに多々直面して、諦めの境地に至ります。そこでいちいちイライラしても何も変わりません。悪化の一途です。そのおかげで、仕事でも気持ちをコントロールするのが上手くなりました。

Q. 育休中のトホホな失敗談や、「これだけは気をつけろ!」と後輩パパに忠告したいことはありますか?

A.

特にありません。

Q. 育休後スムーズに職場復帰できました?

A. できた

まずは、自分が復帰するタイミングまでの業務をある程度片付けておくこと。私の場合は、半年先の仕事までやっておきました。職種にもよると思いますが、やれることをやり切っておけば良いと思います。

Q. 育休の長さは満足でしたか?

A. 満足だった

1番バタバタする時期に家族と過ごせたこと。一から育児に参加することで子どもとの関係も深められた。

Q. 最後に、育休を検討している後輩パパにアドバイスやエールをお願いします!

A.

自分から育児に参加したいと言う気持ちさえブレなければ、何も後悔はありません。むしろ、取らなかった後悔の方が残ります。用意すべきは、育休中は収入が67%と減るので、蓄えておくこと。

まだまだ取りにくい世の中で、取っただけで『イクメン』と呼ばれてしまう悲しい現実です。自分はこの『イクメン』という言葉に違和感しかありませんでした。やって当たり前のことを普通にしてるだけでチヤホヤされるのだから。この言葉がなくなり、何も気負わず普通に育休を取れる社会になってほしいです。

自分の会社でも、後輩が育休を取ることができました。先輩が取ることで、後輩が取りやすくなる構図を作っていきたいと思っています。

こそだてハックに「いいね!」して情報を受け取ろう