11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です。
大切な赤ちゃんの命を守るために、今から見直したいこと・知っておきたいことをご紹介します。
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?
乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)は、これまでに目立った病気もなく健康に過ごしていた赤ちゃんが、眠っている間に突然死してしまう病気です。
生後2~6ヶ月の赤ちゃんに多く見られ、こども家庭庁によると、2025年までの5年間で296人の赤ちゃんが亡くなっています(※1)。
乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症リスクを低くする4つのポイント
1. 1歳になるまではあおむけに寝かせる
乳幼児突然死症候群は、うつぶせ寝でもあおむけ寝でも起こりますが、赤ちゃんをあおむけに寝かせたほうが発症率が低いことが研究でわかっています(※1)。
そのため、医師から持病のためにうつぶせ寝を勧められているような場合を除いて、できるだけあおむけで寝かせてあげましょう。
また、赤ちゃんを1人で寝かせているときは、様子をこまめにチェックするように心がけてくださいね。
2. 無理のない範囲で母乳育児をする
母乳育児の赤ちゃんの方が、ミルク育児の赤ちゃんよりも乳幼児突然死症候群の発症率が低い傾向があります(※1)。
ただし、さまざまな事情からすべての家庭で母乳育児ができるわけではありません。無理のない範囲で母乳育児を試してみましょう。また、ミルク育児が乳幼児突然死症候群に直結するわけではないので、必要以上に神経質にならないでくださいね。
3. たばこをやめる
たばこ(受動喫煙)は乳幼児突然死症候群の発症率を高くすることがわかっています(※1)。
赤ちゃんを守るために、赤ちゃんのいる家庭の大人はたばこをやめましょう。
4. あたためすぎに注意する
赤ちゃんを過度にあたためると、乳幼児突然死症候群の発症率が上がります(※1)。
赤ちゃんの胸元を触ってみて、汗ばんでいる場合には、着るものや室温で調整しましょう。
睡眠中の窒息を防ぐための注意点
乳幼児突然死症候群は窒息などの事故とは異なるものですが、「就寝時の窒息事故」にも注意が必要です。
窒息事故から赤ちゃんを守るために大切なポイントをご紹介します(※1)。
1. 赤ちゃん専用の寝床で寝かせる
赤ちゃんは大人と同じ部屋で、ベビーベッドなど赤ちゃん専用の寝床に寝かせましょう。ベビーベッドやベッド柵を選ぶときは、国が定めた安全基準に合格した「PSCマーク」がついているかを確認するのがポイントです。
赤ちゃんがベビーベッドにいる間は、転落防止のために必ず柵を上げておくことも大切ですよ。
また、大人のベッドに取り付ける「ベッドガード(ベッド柵)」は、生後18ヶ月以上が対象です。それより小さい赤ちゃんは、マットレスと柵のすき間に挟まって窒息するおそれがあるので使わないようにしましょう。
2. 寝具は固めのものを使い、掛けふとんは使わない
マットレスなどがやわらかいと、うつぶせになった時に赤ちゃんの顔が埋まってしまい、鼻と口がふさがってしまうことがあります。寝具は赤ちゃん用の固めのものを使いましょう。
掛けふとんは、赤ちゃんの顔にかかると窒息のリスクがあります。1歳になるまでは掛けふとんを使わず、スリーパーなど着るものや空調で温度を調整しましょう(※1)。
3. 寝る場所には何も置かない
赤ちゃんは寝ている間も動きまわります。赤ちゃんの枕やシーツの代わりに敷いているタオル、よだれかけ、ぬいぐるみなどが口や鼻を覆ってしまうと窒息のリスクにつながります。
赤ちゃんの寝床には何も置かないようにして、寝ている時にはよだれかけなども外しましょう。
乳幼児突然死症候群(SIDS)予防のために生活を見直そう
乳幼児突然死症候群(SIDS)に完全な予防法はありませんが、日常生活で注意をすることでリスクを軽減できます。
赤ちゃんが眠っているときは、乳幼児突然死症候群のリスクを減らせるようにできるだけパパとママで協力しながら、やさしく見守ってあげてくださいね。
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