赤ちゃんと過ごす部屋の湿度は50〜60%が適切といわれていますが、梅雨時期は高温多湿になるのでジメジメしがちに。湿度が高いとカビも生えやすく衛生的にもよくないので、対策をしてあげたいですよね。
今回は、そんな梅雨時期に赤ちゃんが快適に過せる、湿気対策の方法を紹介します。
部屋の湿気が多いとどうなる?
体感温度が高くなる
体感温度は気温だけではなく、湿度も大きく関係しています。汗は蒸発するときに体から熱を奪って体温を下げますが、湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体温が下がりづらくなり暑さや不快さを感じやすくなります。反対に湿度が低いと、汗が蒸発しやすいので暑さは感じにくくなります(※1)。
結露しやすい
湿度が60%を超えると、窓ガラスや壁、湿気がこもりがちなクローゼットや押し入れなどに結露が出ることがあります。結露により床が濡れると、赤ちゃんが転倒したり、結露に触れて口にいれてしまったりすることも。
カビが生えやすい
湿度が高く、温かい環境はカビにとって絶好の環境。気づかないうちに壁や天井、棚の裏などにカビが発生します。部屋にカビ胞子が飛びあちこちに広がるため、早めの対処が肝心です。
生えてしまったカビを赤ちゃんが気づかないうちに触ってしまったり、カビの胞子を吸い込んでしまったりするとアレルギー疾患になるおそれもあります。
室内干しの洗濯物が生乾きになりやすい
梅雨は洗濯物を室内干しする日が増えます。湿気が充満すると乾きにくく、生乾きの状態が続きます。雑菌が繁殖してイヤなにおいがしたり、洗濯物の湿気で部屋や床が余計にジメジメしたりと不快な環境に。
赤ちゃんと過ごす部屋の湿気対策!
先述のようなことから、梅雨時期の除湿は大切になります。ここでは、梅雨時期の湿度対策はどうしたらよいでしょうか。具体的な方法を紹介します。
換気扇を活用する
料理したときの蒸気やお風呂の湿気、部屋干しの洗濯物など、家には湿気の原因がたくさんあります。
部屋の湿度を下げたいときは、湿気の原因をそれぞれ取り除くことが大切です。換気扇がある場合は換気扇を回すだけでも湿気対策になりますよ。
窓を開けて換気する
梅雨時期は、実は外のほうが湿度が低いケースも少なくありません。
外が晴れていたら、換気して部屋の空気を入れ替えるだけでも効果がありますよ。空気に流れをつくって、ジメッとした空気を押し出しましょう。
エアコンのドライや除湿機を活用する
一番手っ取り早くできる除湿方法が「家電の力を借りる」こと。除湿機やエアコンの除湿機能を利用するとお部屋の湿度が効率的に下げられます。
電気代はかかってしまいますが、効果は抜群。除湿すれば洗濯物を部屋干ししても短時間でカラッと乾きます。
除湿剤を置く
クローゼットの中など、頻繁な換気が難しい場所には除湿剤を利用するのもおすすめです。衣服がカビるのを防いでくれるなど、目に見えないところでずっと除湿効果を発揮してくれます。
湿気を含んだ空気は重く、下にたまります。降りてきた湿気を効率よく回収できるように除湿剤も床近くに置きましょう。大きな空間であれば両端に1つずつ置くと湿気がよく取り除けます。
湿気対策をして梅雨時期を快適に過ごそう
梅雨時期に湿気はつきものですが、赤ちゃんが不快な状態になったり、カビが発生したりしてしまいます。簡単な方法で除湿できるので、ぜひ参考にしてくださいね。
梅雨〜夏の時期は、快適な湿度50〜60%をキープするために、赤ちゃんが過ごす部屋には湿度計を準備してこまめにチェックしましょう。