近年「マタ旅」という言葉で妊娠中の旅行が取り上げられることもあり、旅行に行こうか迷っている方もいますよね。
そこで今回は、パパに知っておいてもらいたい、妊婦さんの旅行についての注意点をご紹介します。
妊娠中の旅行は安定期なら大丈夫?
妊娠中に「旅行をしてはいけない」という決まりはありません。
妊娠中に旅行をする場合は、胎盤が完成して体調も比較的安定する、妊娠中期(妊娠16~27週)がいいとされています。
しかし、安定期であっても安全・安心というわけではありません。
旅先で急に気分が悪くなったり、お腹が張ったりなど、急な体調変化が起こる可能性があります。
妊娠中は体調が崩れやすいことを理解した上で、旅行先やプランを選ぶことが大切です。
旅行先で体調が悪くなったらどうする?
旅行先で体調が悪くなった場合、現地の医療機関を受診することになります。
かかりつけの病院ではないので、
● もしもの時に対応できる病院がすぐに見つからない
● 適切な処置を受けるまで時間がかかる
といったリスクが考えられます。
海外の場合は、言葉が通じなかったり、日本とは違った治療をされたり、高額な医療費の支払いが必要になったりすることもあります。
妊娠中の旅行での注意点は?
こうしたリスクをふまえて、妊娠中に旅行に行く場合は、以下のことに注意しましょう。
事前に主治医に確認する
旅行前に主治医に行き先や滞在日数を伝えて、問題ないかを判断してもらってください。
切迫流産・早産や妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などの可能性がある妊婦さんは、安定期であっても許可が出ないこともあります。
体調が万全でない場合は取りやめる
事前に旅行を計画していても、直前に体調が悪くなった場合は、無理をせず旅行を取りやめた方が安心です。
疲れや体調の変化を感じたら無理をしない
旅行先で疲れや体調の異変を感じたら、すぐに休みましょう。万が一のことを考えて、道中の病院を下調べしておくことも大切です。
母子手帳・健康保険証を持っていく
旅先や道中で何かあったときのために、母子手帳や健康保険証を必ず持っていきましょう。
バッグにマタニティマークをつけておくとさらに安心です。
妊娠中の旅行は慎重に
妊娠中の旅行は、あくまでママの体調優先。安全に気をつけて、くれぐれも無理をせず、ママの体調を第一に考えてあげてくださいね。
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