葛西臨海公園は、東京都江戸川区にある東京湾に面した都立公園。81万平方メートルの敷地を誇る広い園内には、葛西臨海水族園や大観覧車、バーベキュー場、鳥類園などの施設が充実しています。今回は子供と一緒に、葛西臨海公園を楽しむポイントをまとめました。
葛西臨海公園は都心から近いウォーターフロント

葛西臨海公園は、東京駅から電車で15分、JR葛西臨海公園駅を降りてすぐの場所にあります。「緑と水と人のふれあい」をテーマとして、平成元年に開園しました。「芝生広場ゾーン」「汐風の広場ゾーン」「水族園ゾーン」「鳥類園ゾーン」「管理ゾーン」の5つのゾーンに分かれています。休日にはレジャーシートを広げてお弁当を食べる家族連れや、海辺で遊ぶ子供、サイクリングを楽しむライダーなど、たくさんの人々で賑わいます。

パークトレインに乗れば、葛西臨海公園をゆっくりとドライブすることができます。鳥類園、海沿い、観覧車をめぐって園内をゆっくりと一周します。初めて葛西臨海公園を訪れる場合は、乗ってみると全体像をつかめますよ。乗物好きの子供も喜びそうですね。なお、遊具はほとんどないので、遊具で遊びたいという子供にはあまりおすすめできません。
利用 料金 |
大人:300円/子供:150円 |
乗車 時間 |
約25分 |
葛西臨海公園の詳細情報

住所 | 東京都江戸川区臨海町六丁目 Map |
電話 | 03-5696-1331 |
アク セス |
● JR 葛西臨海公園 徒歩1分 ● 地下鉄 西葛西駅/葛西駅より 都バス 葛西臨海公園行き(約20分) ● お台場海浜公園より 水上バス(約50分) |
駐車場 | あり(有料) |
葛西臨海水族園では、巨大水槽で泳ぐマグロが見れる!

葛西臨海公園内にある水族館「葛西臨海水族園」では、600種を超える海の生き物に出会えます。一番の見どころは、地上30mを超える円筒形の大きなガラスドーム。大きな水槽で群泳するクロマグロの迫力は、海中で遭遇したかのような感覚を覚えるほど。
また、国内最大級のペンギン展示場があり、かわいらしいペンギンの姿を見ることができます。他にも世界中から集められた珍しい生き物、東京の海に生息する生き物など、じっくりと観察することができますよ。子供も大人も魚たちが泳ぐ幻想的な景色に、きっと心を奪われます。
入園料が大人は700円、小学生以下は無料と、リーズナブルな点も人気の理由です。都民の日や開園記念日など、大人が無料で入園できる日もありますよ。
葛西臨海水族園の詳細情報
開園 時間 |
9:30~17:00 |
電話 | 03-3869-5152 |
入園料 | 個人:一般700円/中学生250円/65歳以上350円 (小学生以下・都内在住在学中学生は無料) |
無料 公開 |
みどりの日(5月4日)/都民の日(10月1日)/開園記念日(10月10日) |
葛西臨海公園では日本一大きい大観覧車に乗れる!

葛西臨海公園のランドマークといえば、観覧車です。地上117mの高さを誇る日本最大の観覧車「ダイヤと花の大観覧車」は家族連れやカップルに大人気。上空からは、レインボーブリッジや海ほたる、東京スカイツリーや東京タワーが見渡せ、約17分の空中散歩を楽しめます。もしかしたら自分が住んでいる場所も見えるかもしれませんね。休日でも並ぶことは少ないので、子供連れでも安心ですよ。
利用 料金 |
3歳以上:700円 |
大観覧車のそばには、イルカのボートに乗って遊べるアトラクション「マーメイドパラダイス」があります。トンネルを抜けたり、スライダーのように降りたりと、小さな子供にはスリル満点のアトラクションです。2歳以上なら保護者と一緒に利用できますよ。
利用 料金 |
2歳以上:300円 |
葛西臨海公園では、手ぶらバーベキューが楽しめる!
葛西臨海公園の西側にはバーベキュー広場があります。完全予約制で、利用の際は申込が必要です。食材や機材、お皿などが全て揃った「パッケージプラン」、食材以外の器材をすべてレンタルできる「ツールレンタルプラン」など、バーベキュープランが充実。BBQコンロがなくても、気軽に利用できるのがうれしいポイントです。6~10月にかけては、17:00~20:00の「サンセットタイム」にも利用できますよ。洗い場が完備されており、トイレも近くにあるので、子供連れにも人気です。
申込 方法 |
電話・インターネット |
受付期間 | ● 電話:利用日の60日前より利用日の1週間前まで ● インターネット:利用日の60日前より利用日の3日前まで |
利用 料金 |
すべて持ち込む場合は無料 (パッケージプランの場合は、食材や器材により料金が異なる。) |
利用 時間 |
● 4月~5月 10:00~16:00(内5時間) ● 6月・10月(土日祝日)・7月・8月・9月 デイタイム 10:00~16:00(内5時間) サンセットタイム 17:00~20:00(3時間) ● 6月・10月(平日)・11月~3月 デイタイム 10:00~16:00(内5時間) |
電話 | 050-5835-0493(予約センター) |
葛西臨海公園で、潮干狩りや海遊びができる!?

葛西渚橋を渡ると、「西なぎさ」と「東なぎさ」という2つの人工渚があります。実は人工渚は葛西臨海公園ではなく「葛西海浜公園」という別の公園です。
磯遊びや潮干狩りができるのは西なぎさで、東なぎさは、野鳥や魚の保護のため人が入れません。

西なぎさには広い砂浜が広がります。水平線を眺めてのんびり過ごす、砂でお城を作る、水遊びを楽しむなど、子供と一緒に海遊びが楽しめますよ。お砂場セットを持っていけば、遊びの幅が広がるかもしれませんね。シャワーヘッドがついた洗い場もあり、遊んだあとには手足を洗えますよ。特別な日を除いて、遊泳は禁止されています。
春先には潮干狩りをする姿も見られ、たくさんの人で賑わいます。マテ貝やはまぐりなどが採れるそうです。無料で利用できますが、潮干狩り場として管理されている場所ではないので、何も採れない可能性もあります。「潮干狩りを体験をしてみたい」という人におすすめです。子供にとっても、貴重な体験になりそうですね。
西なぎさでは、バーベキューも可能です。区画やテーブル、イスなどの設備は一切なく、予約も不要、無料で利用できますよ。
葛西臨海公園の「鳥類園」ってどんなところ?
鳥類園は、葛西臨海水族園の東側にあります。池や林、草地を人工的に造成し、自然環境を再生しています。園内では、四季を通じて様々な野鳥や生き物を観察することができます。土・日・祝日にはスタッフが観察のサポートをしてくれますよ。また、定期的にガイドツアーも行われています。
葛西臨海公園でランチを楽しむには?

葛西臨海公園でランチをするなら、ピクニックがおすすめです。レジャーシートや簡易テントを持参すれば、広い芝生でゆったりと食事が楽しめますよ。テーブルや椅子も所々に設置されています。お弁当を持参できない場合は、売店やレストランを利用しましょう。売店は3ヶ所、レストランは園内のほか、葛西臨海水族園内、園内にあるホテルにもありますよ。
水上バスに乗って葛西臨海公園に行ける!
お台場や浅草から、水上バスで葛西臨海公園に行くことができます。レインボーブリッジや東京ゲートブリッジなど、東京の街並みを船から一望できます。天気の良い日にデッキで感じる風は格別。いつもとは異なる景色に、子供も喜びそうですね。もちろん、帰りも水上バスを利用できますが、帰りの時間には気をつけてください。
葛西臨海公園を遊びつくそう!
1日ではまわりきれないほど広い、葛西臨海公園。広い芝生では、走り回って、ジャンプして、思う存分体を動かせます。たくさんの花が咲き誇る春、葉が青々と茂る夏、木々が色づく秋。訪れるたびに違う表情で迎えてくれます。葛西臨海公園で、子供と一緒に楽しいひとときを過ごしてくださいね。
※2015年10月27日現在の情報です。