妊娠すると多くの人が経験する「つわり」。ただ、妊娠したからといって必ずつわりの症状が現れるわけではありません。つわりがない人には何か理由があるのでしょうか。
今回は、つわりがない人の特徴や理由、胎児への影響についてご説明します。
つわりがないこともあるの?
つわりは、妊娠初期に起こる吐き気や嘔吐のような消化器症状の総称です。常に吐き気をもよおす「吐きつわり」、空腹になると気持ち悪い「食べつわり」、においに敏感になる「においつわり」など、その症状は様々です。
つわりが起こる原因は医学的にもはっきりとしていませんが、妊娠によって起こる体の変化が関係していると考えられています(※1)。
しかし、妊婦さん全員につわりが起こるわけではありません。つわりを経験するのは妊婦さんのうち約50~80%とされていて、約20〜50%の人はつわりを経験しないということになります(※1)。
実際、ninaruシリーズのユーザー1097人にアンケートをとったところ、約14%の人がつわりは全くなかったと答えていました(※)。妊婦健診で問題がなければ、つわりのある・なしに関わらず赤ちゃんはちゃんと育っているので安心してくださいね。
つわりがない人がいる理由は?
つわりがない人や軽い人がいる理由については、そもそもつわりが起こる原因がはっきりとわかっていないため、医学的に解明されていないのが現状です。
1人目のときはつわりがあったのに、2人目のときはつわりがなかったというママもおり、ママの体質や性格、妊娠した時期、ストレスなどの心理的な要因などが複雑に絡んでいる可能性があります(※2)。
そのため、つわりがない人すべてに共通するような特徴はないといえます。
つわりがないと流産の可能性がある?
妊娠初期はつわりの症状が現れるものだと考えていると「つわりがないのは流産の兆候では?」と不安になるかもしれません。
確かに、「妊娠が判明した頃はつわりがあったのに急に症状が消えた」という場合には、流産の可能性も考えられます。
しかし、「つわりがない=流産」ではありません。つわりがないからと不安になるかもしれませんが、妊婦健診で問題がなければ心配しすぎないでくださいね。
妊娠初期はリラックスして過ごそう
つわりがないと、胎動を感じるまで赤ちゃんが大きくなっているのか不安に思うこともあるかもしれません。
ただ、つわりの症状が出る・出ないは個人差があるものです。心配しすぎず、リラックスして過ごせるといいですね。
※アンケート概要
実施期間:2022年9月7日〜9月30日
調査対象:ninaruシリーズユーザー
有効回答数:1097人