妊娠を望んで、生活を見直したり、治療に取り組んだりするなかで、なかなか結果に繋がらないと、「妊活がつらい」「疲れた」と感じることもありますよね。そんなときは、いったいどうやって妊活と向き合えばいいのでしょうか。今回は、妊活をつらいと感じるときや疲れたときの、妊活との向き合い方についてご紹介します。
妊活をつらいと感じるときって?
妊活で「つらい」「疲れた」と感じることは、人によって様々ですよね。なかでも、以下のようなことに、つらさや疲れを感じることが多いようです。
・ 周りからの妊娠報告
・ 親や親戚からのプレッシャー
・ パートナーが妊活に消極的
・ 仕事と治療の両立
・ 治療による体調や精神状態の変化
・ 治療にともなう費用
・ いつまで続くか先がみえないこと
なかなか妊娠に繋がらず焦ってしまったり、治療による普段の生活への影響や経済面、薬による体調や精神状態の変化などに、つらさや疲れを感じることもあります。
また、最近は男性の妊活への意識が高まりつつあるものの、なかには女性に任せきりだったり、仕事への影響を考えて治療に積極的になれなかったりするパートナーがいるのも事実です。夫婦間の温度差を感じ、女性がつらくなってしまうことも少なくありません。
妊活がつらい・疲れたと感じたらどうする?
それでは、妊活に対するつらさや疲れと、どのように向き合えばいいのでしょうか。
妊活のつらさや疲れを少しでも緩和する方法として、以下のことを参考にしてみてください。
妊活をしている人の話を聞いてみる
妊活に関する悩みは、身近な人にはなかなか相談できないこともあります。どんなにお互いをわかりあっている夫婦でも、異性であるパートナーには伝わりきらないと感じることもありますよね。
そんなときは、妊活をしている人に話を聞いてみるといいかもしれません。同じような悩みを持っている人と話すことで、その悩みとどう向き合っているかを知れることもありますよ。
妊活に取り組む人たちのオフ会など、インターネットによるコミュニティも多いようなので、妊活している知り合いがいないという人は、これらを利用してもいいでしょう。
場所を変えてパートナーと話す
妊活に対して夫婦で温度差を感じつつも、自宅で話すと感情的になってしまったり、生活リズムが合わないことから、なかなか話す時間が取れなかったりすることもありますよね。
そんなときは、お互いが休みのときにカフェや公園に出かけて、どんなことを感じているのかを話してみるもの効果的です。日常から離れた環境で向き合ってみると、お互いに穏やかな気持ちで、素直な想いを話しあえることも。
つらいときは周りと一時的に距離をおく
妊娠の報告が続いたり、親や親戚からのプレッシャーに対してつらく感じるときは、必要以上に周りと連絡をとらないようにするのも1つの方法です。
親や親戚からのプレッシャーに対して、事情を説明して「気持ちはわかるけど、今はそっとしておいてほしい」と、伝えたという人も多いようですよ。
少し距離を起き、自分のなかで「連絡をとってもいいかな」と思えたときには、また改めて連絡して、自分の気持を話してみましょう。
カウンセラーに相談する
あまり思い悩むことが多く、治療や夫婦関係に支障があると感じている場合、専門のカウンセラーに相談するのもいいですね。
直接関わりがないからこそ言えることもありますし、妊活のつらさや疲れに対するアドバイスを、専門家の視点からもらうこともできますよ。
適度な運動でリフレッシュする
気持ちが落ち込んでいるときは、適度に体を動かしてみましょう。妊活中は、体を気遣うために行動を制限していることも多く、それが原因でストレスを感じていることもあります。
有酸素運動などの穏やかな運動は、気分転換として最適です。治療をしている場合は、担当医にどれくらいの運動量がいいか、どんな運動がおすすめか、聞いてみてくださいね。
治療費の助成金制度について調べてみる
妊活にかかるお金も、悩みのタネになり得ます。
しかし、不妊治療をサポートするために、国や自治体で助成金制度を設けていることもありますし、助成金をもらうと同時に、医療費控除を受けることもできます。
費用面でつらいと感じている場合は、住んでいる自治体の制度を調べてみてくださいね。
パートナーと相談して妊活を休む
妊活が長期化している場合は、夫婦で相談して、一時的に妊活を休むというケースも少なくありません。
治療が続くと、体力的にも精神的にも、余裕がなくなってしまうことがあります。二人で美味しいものを食べたり、趣味や習いごとに没頭したりと、英気を養ってから再開するのもいいかもしれませんよ。
妊活に疲れたら、パートナーや自分と向き合ってみよう
妊活を続けるうえで大切なことは、体力面や精神面で、無理をしすぎないことです。つらさや疲れを感じはじめたら、パートナーと話してみたり、自分が心地いいと思うことをしてみたりと、体や気持ちを休めることを優先してみてください。
また、不妊治療をしている場合、治療が続くなかで病院の方針に疑問を感じることがあれば、しっかりと担当医に相談することも重要です。病院によって、合う・合わないもあるので、治療方針が合わないと感じたら、病院を変えるのも1つの方法ですよ。
一人で抱え込みすぎず、パートナーや専門家と協力しながら妊活に取り組んでいってくださいね。